ポップアートの旗手、アンディ・ウォーホル...
この巨匠の言葉を綴った本を読んでみました...
この文中に「服なんてデタラメに組み合わせて着ればいいんだ」という一節がありました。
この言葉が正しいのか間違っているのか、どんな真意が込められたものかは分かりません。
が、僕なりに解釈するなら「好きな服を自由に着れば良い」といった感じなのかなぁと...。
この、情報が膨大に溢れ、何でもキー1つ叩けば答えが導かれる時代。
「この服はこの組み合わせが正しい」と情報を得て、それが答えだと信じてしまう時代。
逆に言えば誰も、好きな物や興味のある物に間違いを起こさなくなってきた時代。
この「間違い」から生まれる新しい文化や創造性思考も少なくなっていってしまったかと。
世界で言うなら例えば音楽。
きっと今より情報を得る手段が少なかったりした分だけ、考えて想像して行動して経験して
何が答えか分からず間違えた結果、創造性に富む多種多様なジャンルの音楽が生まれたり。
クラッシックから言わせれば、雑音と呼ばれたロック...
音楽=楽器の理念を覆し、言葉だけでリズムを奏でたヒップホップ...
......進化を遂げて、今ではなくてはならない世界共通のジャンルに変わり......
日本で言うなら例えばファッション。
今のようにネット社会ではなく情報は限られた範囲でしか入手が出来ず、見よう見まねで
やってみて間違って自分なりに想像して創造した結果、それが「お洒落」とされたり。
スーツでなくデニムなどカジュアルなのにネクタイを締める、通称 デルカジ...
ライダースにウエスタンブーツやレザーベストにカットオフした軍パン、通称 渋カジ...
どう見てもアンバランスなボリュームで誰が流行らせたのか、スーパールーズソックス...
......形態は変われど、今では何の違和感もなくスタイリングコーディネートされ......
「間違い」と思われても、それが「独創」として広がり渡って、やがて「文化」となる。
昔は度肝を抜かれるセンセーショナルな間違いを、皆があっちこっちでやっていた分だけ
偶発的に新しい物や色んな物が生まれ、それが今では当たり前の文化になっていたり。
IT関連事業など情報技術の先進や機械構築などシステム進歩には無限の可能性があっても、
これから先のこういった文化的新鋭物が生まれてくることは少ないのかなと思ったりも。
...というわけで、巨匠の「服なんてデタラメに組み合わせて着ればいいんだ」は、
「好きな服を自由に着ればいいんだ」という「右にならえ」では何も生まれない、
教科書のセオリー通りではダメというメッセージなのかなと思ったりした次第です。
情報過多の今の時代に「間違い」はすぐに正され、
皆も「間違い」とされる「冒険」が出来なくなり、
結果として目新しい「文化」が生まれづらくなる。
...そんな気がしませんか?
...しませんよね(笑)
...失礼しました。
★HASE★